温泉津温泉のゆっくり流れる夜も、いよいよたけなわ。うっかり営業時間が終わりそうになってしまったが、今夜の思い出に「薬師湯」へ浸からないと終われません。
ドジすぎることに、営業時間の「最後のご入館」時間を少し過ぎてしまった。まだ営業中の札だったので、のれんから覗いてみてまだ大丈夫ですか?と聞いてみると、時間が短いですが21時までに出るならOKと言ってくれたので、お礼を言いつつ入湯料を支払い急ぎ浴場へ。
写真は撮れないので、入湯後に見物させてもらった館内を巡りながら温泉の感想をのたまいたいと思います。
浴室に入ると、まず驚くのが床に張り付いた「析出物(せきしゅつぶつ)」の凄まじさだ。湯の花が固まってマグマが流れたようになっている。試みに触ってみたが、とても固い。
自身が浸かるということに置き換えると、この成分で五体をプロテクト・武装するようなイメージがふつふつと湧いてくる。
薬師湯は、日本温泉協会の天然温泉審査で、最高評価である「オール5」を受けた100%源泉かけ流しの温泉で、地下2~3mから自然湧出している。
入り方は料金を払った時に番台の方から教わり、その通りに行った。湯口付近は源泉に近いため45,6℃あるという。私は熱がりなので、42℃程度まで下がっているという湯口の真反対(入口に近い所)で浸かるのがちょうどよかった。
時間がない以上に、本当に長湯できないタチなので、限られた時間でしっかり浸かり堪能する。その方法は単純で、湯を体に塗り込むように手で反対の腕や首や腰(腰痛持ちなので)、膝(半月板損傷済みなので)あたりを丹念に撫でる。雰囲気は大事で、それですっかり温泉成分が身に染み入ったような心持になれる。
本当の意味での湯治とはちょっと違うと思うけれど、私としては本当に長く入るのが苦手なので、そう思えることで温泉を自分なりに100%楽しむことにしている。
すっかり満足して湯から這い出ると、番台の方がかえって恐縮して(急かせたと思ってしまわれたのだろう)しまっていた。せめて2階はゆっくり観て行ってくださいね、と言われ、こちらも恐縮しつつ(あはは)雰囲気の良い階段を登り円筒形のラウンジやテラスからの温泉津温泉街の町並みを眺めて過ごした。
この眺めを称して「島根のフィレンツェ」と呼んだりもするらしい。とんがり屋根の雰囲気とか、なるほどなーとも思うしフィレンツェも素敵だけど、温泉津は温泉津で十分に美しい町並みだと思ったよ。
To be continued... 👇
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👛かかったお金 💵
- 入浴料 600円
小計 30,780円
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♨ 温泉津温泉 薬師湯 ~メモ~ ♨
・個人の感想:エネルギーを感じる!浴場の雰囲気💮。少し熱め。
・温泉 :ナトリウム-塩化物温泉(低張性中性高温泉)
・住所 :島根県大田市温泉津町温泉津7-1
・営業時間 :土日祝 8:00~21:00・平日9:00~21:00(最後の入館20:30)
・定休日 :無休 年末年始要問合せ
・入浴料 :一般 大人600円 子ども300円。貸切湯、別館あり。
・駐車場 :30台
・アクセス :山陰本線温泉津駅から徒歩約18分。
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