踏むと、ククっと鳴る「十八鳴浜」。くぐなりはまと読む。国の天然記念物に指定されている。非常に珍しい、踏むと音が鳴る砂浜で「日本三大鳴り砂」の一つである。

これも縁ですな。4月に行った石見旅でも、琴ヶ浜が三大鳴り砂の一つだった。2ヶ月で2ヶ所めぐるなんてなぁ!
駐車場は、砂浜から少し距離がある。もう少し近くにもあるみたいだったけど、見つけられなかった。

マップの右上の「P」マークが有料駐車場みたいなんだけど、よくわからず引き返した(狭かった。怖かった。後ろ向きで走った)。
とにかく、歩き始める、というか、走った。こういう時間はできるだけカットしたい。
0.8km。そう遠くない。ただし、コンクリならば、だ。これが野良道だったらもう少しかかる。

ねこ!そして

さっきここまで車で来た。この写真の左が、有料の駐車場らしい。繰り返すが、私は一度ここまで車できたけど、ビビッて戻った。
ここからまだ600mくらいある、しかも野良道。まずまずめんどいぞ。浜とか岬は、これだから厄介だ!!

あと500m!これだけ頻繁に教えてくれれば覚えるぞ、くぐなりはま。
小虫が絡んでくる。ぶぶぶん。ぶぶぶん。

まぁ、それも覚悟の上なり、だがうっとおしい!まだまだ修行が足りないな。心頭滅却すれば端虫もウザく無し。まだ到達できないその境地。

急ぎつつ、頭の中で意外に冷静に比較をしている。十八鳴浜。砂を踏んで音が鳴る。そのくらいで、こうして森林の中に分け入るように虫に好かれながら行ってみて、楽しくなかったら?

それは常に杞憂だし、この時もそうだった。
浜が見えた!浜に降り立った瞬間だ。
「くくっくっくく」

ほんとだ!くくって言ってるよ。
しかもククって鳴るから、掛け算の「九×九=十八」で「くく(にごって〈くぐ〉)」を「十八」にしてるんだって。おもしろ!それ、いつそういう字にしたんだろ。

はじめてくるから元々が分からないけど、東日本大震災で地盤沈下が起こり、海が陸の方へ進む「海進」が起こったらしい。それにしても穏やかだ。そして、きれいな海水。

この時期(6月13日)が、まだ水温が低くプランクトンも少ないからなのかもしれないけど、余計な人工物が落ちていないのも、きれいと感じた要因かも知れない。

なんだか、ぼーーーーっとできる砂浜だ。「鳴る」部分はもちろん、それ以外にも不思議な魅力がありそうだ。
砂浜の砂は、粒の大きさ0.2~0.3mmの黄褐色の石英粒が堆積し、これが鳴砂と呼ばれる所以となっている。

石英粒は、踏んだり擦ったりすると、摩擦によりクックッと、聴く人によってキュッキュっと音が鳴る。その鳴砂は、周囲に分布する1億5000万年前に堆積した石英を多く含む砂岩が供給源となる。

いちおく、ごせんまんねん。中生代後期のジュラ紀だ。この浜の世界観、浜の長さ約200m、幅約20m。そう広くないこの空間は、ジュラ紀の記憶を遺伝している。そうりで、不思議とぼーーーっとできるわけだ。今この一瞬が、ジュラ紀と地続きに繋がっている。
自分の存在なんて些細だな、と、心底思う。
悩んでいたって仕方ないのだ。でも、とことん悩んでやる。悩むから、進めるんだ。恐竜だって、悩んだから鳥になったんだろう。
ざまぁみろだ。おれたちは、些細なんかじゃない。
今生きてここにいる。我々は稀で、希少で、奇跡なんだ。ざまをみよ。
つづく👇
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旅のメモ📝
| 🌊 気仙沼大島 十八鳴浜 ~メモ~ 🐉 | ||||||||||
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| 住所 | 宮城県気仙沼市大初平地内 | |||||||||
| 私の所要時間 | 34分 | |||||||||
| 見学時間 | いつでも | |||||||||
| 駐車場 | あり。 ・無料:県道218号に「十八鳴浜駐車場」が整備されている (2025.8時点で公式HPに反映されていない)。 ・有料:無料駐車場のすぐ先の狭い道を右折、民家の道から狭い道を進む。 |
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| アクセス | 気仙沼駅から車で12km、約17分 最寄りバス停からは遠いのでおすすめできない。 |
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| ホームページ | 十八鳴浜 | 【公式】気仙沼の観光情報サイト|気仙沼さ来てけらいん | |||||||||
| 👑十八鳴浜の称号 🔱 | ||||||||||
| 国指定天然記念物 | 十八鳴浜 | |||||||||
| 日本の渚百選 | 十八鳴浜 | |||||||||