歌津崎の冒険を終えた後、いい加減時間がヤバいなぁと思いつつ南三陸町の街を目指すと、「ウタツギョリュウ化石産出地」の石碑。が気になる。

「行かずに後悔なら、行って後悔」
これが我が旅の矜持である。とにかく、その身が持つ限り動け!
この日の最終目的地は仙台青葉城。100㎞以上ある。歌津16:15。
クレイジーですな。
でも、青葉城は夜景前提の旅程。そのあと、宿が塩釜なのです。
正気の沙汰じゃないね。

1年のうちでも、最も日が長い時期、それでも少しずつ傾き始めている太陽に心焦りつつも、この期に及んで旅程にない「歌津館崎の魚竜化石産地及び魚竜化石」を訪ねる。

ギョリュウとか、ウタツサウルスなんて言われちゃったら、少年の心を持つ中年としては、立ち寄らずにはいられますまい!
ちょっとウタツギョリュウについて。
南三陸町の歌津地区周辺というのは、世界的にも有名な魚竜化石の産出地で、このあたりの地層は、古生代ペルム紀から中生代ジュラ紀の地層が分布していることが分かっている。

1970(昭和45)年にこの近辺で10個体もの化石が発掘され、調査の結果、これらの化石は三畳紀前期(2億5千万年~2億4700万年前)の魚竜化石であることがわかった。
これは、世界最古の魚竜化石であり、「ウタツギョリュウ」と名付けられた。

爬虫類の進化史を研究するうえで学術的価値が特に高く評価されている。
東日本大震災の大地震で地盤が70㎝下がり、当時化石の露出面を保護していたアクリル板は波に流されてしまったという。

化石の場所まで、ウタツギョリュウや現地までの案内の看板が設置してあり、浜に降りたら波の高さと岩の歩きにくさに注意しつつ、1分くらいで現地まで行ける。

パッと見、よくわからないが、ここに来るまでにイラストと写真の案内があったので、それをもとにキャプションすると、、こんな感じ。

右から、アバラ?のあたり、背骨のあたり、しっぽのあたり。

魚竜というので、どーんと10m以上もあるかと思ったけど、ウタツギョリュウは1~3mであったと考えられていて、実際にこの化石もそれくらいだった。
荒々しいリアス式海岸の海を、今一度まじまじと見つめてみる。2億5千万年。想像もつかない長い時間だ。今の海とは、当然大きく違っただろう。

あんなのがウヨウヨ泳いでいたら、そりゃあ、我々の遠い祖先もさぞかし怖かったことだろう。それでも命がここに繋がっている。すごいことだ。
もとの道戻るのちょっとめんどいな、と思っていたら、まだ先へ進めそうだったから行ってみると・・・やっぱり!!なんと、駐車場へ戻れる近道を発見。これはラッキー!

行きは案内通り、ウタツギョリュウについて色々知ることができるから整備された方を進むと良い。帰りはこっちが楽ちん!
ちなみにこの歌津館浜、館崎という小さな突端は、中世の館跡で、歌津城または臥牛ヶ館などとも呼ばれていて、岬全体を要塞化しているだけに、地形を利用した大小の郭で構成されているという(実際に見たわけではないけど‥)。位置的には伊里前湾の湾口を守る城館といった所であろうか。馬籠四郎兵衛という人が城主であったと伝わっている。

ウタツギョリュウ。太古のロマンが、あのアクリル板の下に今でも詰まっている。魚竜にとっても、中世の武人にとっても魅力的な土地だったのだろう。ほのかなる感動を残し、歌津を去るのであった。
最後に、南三陸町のポータルサイトから、現地を訪れる際の注意を引用しておきます。
満潮時には見学が不可能なため、潮見表などをご覧になってお気を付けてお越しください。また、化石産地自体が天然記念物として登録されているため、たとえ化石を発見したとしても持ち帰りはせず、見て触れるだけに留めてください。
つづく👇
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(正確には魚竜だけど‥)旅のメモ📝
| 🦕 歌津館崎の魚竜化石産地及び魚竜化石 🏯 ~メモ~ | ||||||||||
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| 住所 | 宮城県本吉郡南三陸町歌津館浜 | |||||||||
| 私の所要時間 | 8分(嘘でしょ?ってくらい短い) | |||||||||
| 見学時間 | いつでも ※満潮時、高波、波浪時などは見学不可。 |
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| 駐車場 | あり、無料 | |||||||||
| アクセス | 南三陸ハマーレ歌津(BRT歌津駅)より車で約5分 | |||||||||
| ホームページ | https://www.town.minamisanriku.miyagi.jp/museum/natural/article.php?p=135 | |||||||||
| 👑ウタツギョリュウの称号 🔱 | ||||||||||
| 国指定天然記念物 | 歌津館崎の魚竜化石産地及び魚竜化石 | |||||||||