あぁ、やりたかった旅ができているんだ。
そう思ったのは、神割崎に着いた時だ。三陸のリアス式海岸の岬という岬を経めぐってみたい、という願望は、随分昔からあったのだが、ついぞ実現に至っていなかった。

東日本大震災があり、その前と後、何度か訪ねてはいたものの、どうしても時間が押して、諦めざるを得なかったのだ。めぐりはしたが、経めぐってはいない。今回は時間が押しながら、日照時間の長さを最大の武器に、いつまでも好きに三陸の岬を経めぐっている、そんな感覚をやっと掴めたのだ。

地図を見よ!と思う。岬だらけではないか。これらを、やむなく諦めて通り過ぎる寂寥感。今回も、もちろん全部行けたわけじゃないが、2014年の回想と交えて、それなりの岬を経めぐることができたのは良かった。「経めぐる」これがだいじなのだ(意固地)。

経めぐる 経巡る へ‐めぐ・る あちこちめぐり歩く様子
そんなに労せず海に降りられた。素晴らしく荒々しい岩の連なりに、思わず唸る。木々が日本的だが、そうじゃなければ、異世界に迷い込んだかと思うだろう景色だ。

「神割伝説」という、面白い民話がある。
むかし、このあたりが長清水浜と呼ばれていた頃。ある日、この浜に大きなクジラが打ち上げられていた。村人は天の恵みと喜んでいると、隣の十三浜村の人々がやってきて、これは我らのものだ、と主張した。

元々、村境をはっきりさせていなかったため、両村はクジラの所有権を巡り、争いとなった。しかしその夜、この巨岩とクジラが何者かによって真っ二つに割られてしまった。

村人たちは、神様がこの岬の巨岩を割り、いさかいの仲裁をしたと思い、それ以来、この岩の割れ目が村境になった。そんなお話で、実際に、今も南三陸町と石巻市北上町の境界になっている。

こんなサイトがありましたよ。海の民話を集めてアニメにしたサイトで、面白い趣向ですね♪
割と穏やかだと思っていたら、けっこうな波が神割崎やその横から迫ってきた。
ずお~、ぞぱん。と、低めの音で迫ってくるもんだから、その勢いに気おされて狼狽した。

例年、10月下旬と2月中旬には、神割の岩の間から登る日の出を拝むことができる。HPなどでその美景を見ることができるが、実際に見に行きたくなる神秘的な朝日だ。

それぞれ、2週間程度の期間限定で、もちろんちゃんと晴れた日しか見ることはできない。なかなかレアな日の出。ぜひ見に来てみたい。遠いけど(;'∀')

神がかち割った、その名も神割崎。全国の「白砂青松百選」にも選ばれている。
リアス式海岸の岬を経めぐってきたが、どこも個性的で、それぞれの伝説があり、人々に大切に思われている。

あ、キジ!!
驚きの出会いもありつつ、旅は夕暮れに向かってゆくのでした。
つづく👇
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旅のメモ📝
| 🌊 神割崎 ☤ ~メモ~ | ||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 住所 | 宮城県本吉郡南三陸町戸倉寺浜地内 | |||||||||
| 私の所要時間 | 6分(速ッ) | |||||||||
| 見学時間 | 24時間 | |||||||||
| 駐車場 | 周辺に約100台 | |||||||||
| アクセス | 仙台から約1時間30分 約83km ※仙台方面 三陸自動車道河北ICから約33分 約28km ※気仙沼方面 三陸自動車道志津川ICから約24分 約17km |
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| ホームページ | 神割崎 | 南三陸観光ポータルサイト | |||||||||
| 👑神割崎の称号 🔱 | ||||||||||
| 日本の白砂青松100選 | 神割崎 | |||||||||
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