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※ネタバレ無しです。
ゴジラの勢いが止まらない。
「シン・ゴジラ」からこっち、VSシリーズの頃どころか、世界的なムーブメントになっている「ゴジラ」。2000年代の低迷中も一貫して好きでいた私としては大いに溜飲の下がる展開である♪
さて、今回紹介したい本は
「ゴジラ S.P<シンギュラポイント>」 円城 塔 著 2022年発売。
同名で2021年に放送された完全新作アニメシリーズの小説版。
積み残してあり(ゴジラファンを標榜しているのに恥ずかしい・・)、ようやく読破!
小説版というと、同じ内容をなぞる話と思いがちだが、そうではなく、「別の視点から見た」ゴジラ S.Pのストーリーなのでアニメを観た人。観てない人。小説だけ読みたい人。それぞれ楽しく読めるし、アニメ、小説の両方を体験すると、より楽しめる仕掛けになっている。
文章、言い回しはもしかしたら多少苦手意識を持つ人がいるかもしれない。
私はたまたま「インフレーション宇宙論」を読んだおかげで内容に互換性を見出せたが、多少なり理系の難しい話も入っている。
物理学とかなのかな?そういうことがベースにある割には読みやすさ自体が損なわれていないのは、著者のテクニックなんだろうな、と感心しながら読みました。
<「それ」は「それ」であって「それ」ではなく、しかし過去において「それ」ではあったが未来における「それ」は過去では「それ」であって「それ」でない>
みたいな文章がでてくるので、うん?うん?って感じで前後を行ったり来たりしちゃったけどなんだかこういう文章を読むのも悪くない。
通勤電車の中で読むと、10~15分くらい行きと帰りでちょうどよく読めるの。楽しかったぁ。「空想科学活劇」とでも言いましょうか。ハードカバーだから重かったけど。
で、題材が「ゴジラ」という古典です。
このストーリーがあえて「ゴジラ」である必要性があるかと真剣に聞かれると、それはもう、うーむ。個人的には「原水爆の落とし子」は大事にしたいところだけれど、これはもはや少し古めな「おれたちのゴジラ」なんだろうな。
シンギュラポイント「特異点」という意味では広がり続ける「ゴジラ」ユニバースの一解釈として十分アリだと思う。戦闘力、というか破壊力はシリーズ中でも最強でしょう。
ストーリーに散りばめられた「ゴジラ」へのリスペクトは深い。これはもう疑いようのない深さだ。ジェットジャガーに与えられた役割を観るだけでも、その理解の深さが伺える。
読後感良好!秋の夜長の読書にぜひどうぞ。
とっても前向きになれるお話です!
決まった未来なんて無い。自分たちで切り開いていける。そういう力強いメッセージが込められていると思います。
そして、アニメで謎だったこともいくつか解けたので、3周目の視聴をせねばなりなすまい!!
続編、期待したいなぁ。
おしまい。