連休の最終日、温泉で〆ようぜ!ということで、家族4人で行ったのは、「佐野天然温泉」。
京急線・県立大学とJR線・衣笠、いずれも歩くにはちょっと遠いかな。
入口には、立派な長屋門がある。

「黒門」と称されるこの長屋門は、永島家の玄関に使われていたもので、江戸時代末期の建築。当初は茅葺であったが、大正時代に瓦葺に改修されたという。

かつて三浦半島一円を統治していた三浦一族。その子孫と伝えられる永島家。所々軽微な改修はあるものの、格子窓や門構えといった主要な部分は建築当初の姿をとどめている。

周辺整備にあたって、元の位置から数メートル曳家しているが、専門家の指導を仰ぎ、できる限り旧来の姿に復元されている。

永島家長屋門をくぐり、エレベーターか階段で二階へ。
温泉のエントランスには三浦義澄と佐野義幸の幟旗がはためいていた。
もっと三浦氏について勉強せねば。

さてさて温泉であるが、
源泉名:佐野天然温泉
泉質 :ナトリウム-塩化物泉
効能 :湯冷めしにくく保湿効果に優れる。
浴場には大浴場や露天風呂はもちろん、全国的にも珍しい100%温泉の歩行浴があり、のぼり雲の一番の目玉である。

長男かけ7歳も次男くんじ3歳もこれを大層気に入ったようで、かけは足がつくようになったから大喜びで何周もしたし、くんじは手すりに捕まりながら一生懸命…。どちらかというと鉄棒のウンテイみたくプカプカ渡っていた。

温泉であったまったら、そのまま夕飯は館内の「海山十題」へ。
ハイスクール・フリートのSDキャラクターパネルが設置されている。
セーラー服の子にはサイン付きだ(名前とかよく知らないもので汗)。

うみやまじゅうだい。海山十題。
座敷もあってゆったりできる。
子どもたち、まずオレンジジュース。

塩炒り銀杏を注文した妻えみさー。酒に合いそうだけど。
酒はほとんど飲みませぬ。この日も飲みませぬでした。
皮むいて食べる。塩つけて食べると、美味しい。風味が。

ミニ天丼。こちらもえみさー。
特にご当地のうたい文句などは無いものの、味付けが美味しいから来ると食べちゃう逸品。

長男かけは横須賀海軍カレーのミニ。サラダと牛乳が付く。海軍カレーに牛乳は外せませぬ。ちょっと子どもには辛めだったらしく、半分くらい食べた。
足りなかったようで、次男くんじのせいろを一緒に食べることに。

次男くんじのせいろ。でもせいろは長男かけも参戦したため、追加でもう一個頼んだ。子どもの食事はこういう所がちょっと難しいよね。

私。潜水艦なるしおカレー。もちろんミニ。
スパイスシーなビーフカレーにかつお節、生姜が乗って、豆板醤をトッピングもできる。

カレーの下に潜水艦よろしく生姜と豆板醬を潜り込ませ、まぜまぜして食べてみた。
辛い。超辛くは無いが、思い出すと鼻の上の方に汗をかくくらいには辛い。しかしながらまろやかさもあって、その塩梅が良いらしく、美味しく頂けた。

ほかにも、定食、丼もの、ラーメン、甘味もあったりお酒も日本酒、焼酎、ハイボールなど充実している。18時以降は混んでくるから、17時には湯に浸かり、18時にはご飯がベストだろう。

すっかり暗くなった。三崎街道の風情を遺す長屋門。地下800mからくみ上げた天然温泉。横須賀は温泉少ないけれど、この「佐野天然温泉 のぼり雲」は、大浴場も外湯もそこそこ狭くはなく、のーんびりできる温泉。また来よーね。
おしまい。
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旅のメモ📝
| ♨ 佐野天然温泉 のぼり雲 ♨ | ||||||||||
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| 私の所要時間 | 1時間25分 | |||||||||
| 住所 | 神奈川県横須賀市佐野町4-5 | |||||||||
| 入浴料 | 平日 大人1,150円 子ども(0~小学生)580円 土日祝(繁忙期)大人1,250円 子ども630円 |
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| 営業時間 | 温泉:9:00~24:00 最終入館 23:00 海山十題:10:00~22:30(LO 22:00) |
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| 休館日 | 不定期 | |||||||||
| 駐車場 | あり、無料 | |||||||||
| アクセス | 🚌:JR衣笠駅よりバス「聖徳寺坂上経由横須賀駅行」「佐野4丁目」バス停下車 🚙:衣笠ICより県道26号線経由約10分 |
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| ホームページ | 佐野天然温泉 のぼり雲 | |||||||||