愛息子・かけが8歳になりました。
2017年11月。逆子で母のお腹をかっさばいて出てきた彼。
2歳くらいの時から、落ち着きがなくて過集中で発達の心配をしていた。
旧宅の頃、市に相談したら親身に聞いてくれて、一旦は様子見になってすぐ引っ越しになった。
それから4年。
くしくも、私自身の発達障害が発覚し、逆説的に彼も遺伝的にそうではないかと確信し、この夏に市のサポートを頂いて検査をした。
彼に貼られるラベルは「ADHD」「ASD」「アスペルガー症候群」ということになる。
診察をしてくれた先生は割と飄々とした方で、それらの事柄を特別なことを話すようにはしゃべらず、例えば野の花を、これは野の花だからね、といった具合に、実に自然に伝えてくれた。
心理士の方も、親身に目線を下げて話してくれる優しい人だった。このお二方だけでもどれだけ救われたか。
知能は、凸凹があるが、概ね平均で、一部飛び抜けて高かった。
WISC-Vの検査だ。
流動性推理の数値が132と書かれていた(中央値が100。上位2%だそうだ)。
ああ、そうか。彼の見ている世界は、私なんかよりずっとずっと多彩だったんだ。
私が彼のことを理解できないのは、私のものごとへの、彼への理解が足りなかったんだ。
そう思った。
それに私の特性は言語優位であることからして、話がかみ合わずにすれ違うのはある意味当たり前だったのだ。
彼は。生きづらいだろう。
1年生になった時、近所のお姉ちゃんが学校に連れて行ってくれる予定だったんだけど、歩くのが遅くて遅刻しちゃうから一緒に行ってくれなくなってしまった。もっと早く準備ができていれば良いのだけれど、それは難しかった。
私も一度、一緒に学校まで行ったんだけど、そんなに遅くないと思った。それは酷だなぁ、と思ったんだ。傷ついたよね。きっと。
学校は、週1回くらいのペースで休んでいる。
学童は、あまり行きたがらない。
私は何の苦も無く学校へ行っていた子供だったけど、彼が行きたがらない様子を見て、切なくなる。疲れるんだね。ほかの人よりもずっと。
長男かけ8歳は
いいやつである。
悪意の少ない子で、屈託がない。
集中力が凄い。マイクラでスゴイ家を作れる。
ゲームも本気。走るのも本気。明るい。
ご飯を作ると、作ってくれてありがとうと言う。
ママ大好き、という(私は?)。
誰にでも話しかけたりできる。
好きな事への記憶力が半端じゃない。
私と妻がけんかをすると、「マジでやめなよ」とたしなめる。
私が不妊だったけど、ちょっとの治療で生まれて来てくれた。
今日は、金沢八景のベーカリーでケーキを買って帰った。

じじばばが来て、お願いしていた「マリオカート8」をくれた。
大喜びで開けて、21時まで一緒に遊んだ。勝っても負けても大騒ぎだ。
ケーキを食べよう。8のろうそくと、使いそびれていたプラレールろうそくも出した。
中身はガナッシュ。
大好きなチョコレートのケーキ。リクエスト通り♪
7歳までは神様なんだって。
これからは、いよいよ人間だぞ。
ハッピーバースデーの唄を歌って、フッとろうそくに灯した火を吹き消す。
ちょっと前まで、何度も何度も吹いて消えなかったのに一発だ。
卵のアレルギーも克服した。
旧宅の頃の保育園で知らずに食べたら肌が赤く荒れちゃって発覚した。仕事していたら電話がかかってきて、泡食って駆け付けたんだ。優しかった保育園の先生たちも懐かしい。
地道に「経口免疫療法」を頑張って、今は何の苦も無く卵焼きも目玉焼きも美味しそうに頬張っている。妻が足しげく彼と診療に通ってくれたのだ。
彼を朝、保育園に連れて行くために抱っこして腰を痛めて2週間会社を休んだし、半月板を損傷して手術をした。コロナもインフルも、結膜炎も腸炎も彼からもらった。その都度、週単位で会社を休む羽目になった。もう怖いものなどあるものか。
よく叱ってしまうし、これからも叱るだろう。私だって人間なのだ。
私は常識と戦わねばならない。これは苛烈を極める激闘である。
でもきっと、彼も私も妻も弟も、ある程度ぶつかりながら、一緒に成長していけるんじゃないかな。そういう風に思っている。
かんたんな育児じゃないことはよくわかった。
ルールを決める。
できなかったらどうしたらできるか考える。
早寝早起きで規則正しく生活を。
親がしっかり守らせる。
親がしっかり教える。
それら常識たちが通用すれば苦労はない。
彼は、ど天才なのだ。凡庸な私たちとは領域が違う。
私の母からも言われるが「おれは育てやすかったんだよ」と反論する。
ラベルは分類に便利だから否定はしないが、あれもこれもと貼りすぎて、本質が見えにくくなっているのではないか。
色々大変だけど、多分、大丈夫だ。
そんな気がしている。
だって、かけはいいやつなんだから。
これからも自分なりに元気に楽しく毎日を過ごしてほしい。
生きてゆこう。ね。
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