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※「果てしなきスカーレット」小説版、劇場版のネタバレを含みます。
『果てしなきスカーレット』 細田 守 著
読み終えました!映画「果てしなきスカーレット」の小説版っす。
この記事では便宜上、本の方を「小説版」、映画の方を「劇場版」と呼びやす。
映画を観た感想は下記に書いた通りで、
かいつまんで言うと自分史上空前の名作に出会った!!
ということになりました。
その小説版があるということなので、当たり前のように購入して読んだ。ということっす。
非常に読みやすい文章で、私はいつも電車の通勤時間帯に5~30分程度その時の気分で読むんだけど、大体5・6日で読了。苦しい旅路の余韻と温かい気持ちがラストまで残り、読み終えた後もしばらく浸っちゃっておりました(終点だから通り過ぎたりはしないけど)。
映画を観ていなくても楽しめると思うし、観た私は劇場版の解像度をより鮮明にすることで、作品への思いを深めることができました。
序盤のガートルードがクローディアスを煽るシーンとか、スカーレットが聖を「僧侶なら寺へ行け」と言ったコントみたいなシーンの理由とか、見果てぬ場所へつづく聖なる山の麓の市場に集まった人々の詳細な描写や、その市場で聖がどういう想いでキャラバンのリュート弾きからもらったリュートを弓と交換したか、など、劇場版の行間を埋める記述もあったり。
逆に劇場版であと1分尺を増やせばもう少し親切だったかも、なんて思ったりもしましたね。なんとなく、劇場版はわざとカットしているような気もするけど。
あと、渋谷のダンスシーン後、ふたりはどうしたか・・・について、これは議論が分かれているようだけれども、私は無罪と思い込むことにしている。
でないと私は聖を許せな・・「許せ!」いやでも、、「許せっ」あぁ!でもアムレット王、あなただって「それは俺じゃない」なんて言う男、許せますか?「許せるはずもない」では、ともに復讐の旅h
以下略
小説版での見どころとして、スカーレットの強さ(バトルの)が際立っていることを挙げたい。劇場版のイメージだと、けっこうボコボコにやられながらも何とか隙をついたり聖のサポートを得て辛勝しているイメージだったけど、小説版を読むと、訓練しているときからスカーレットのバトルの才能は凄まじく、また実戦でも何人も虚無送りにしているし多くの敵を相手にたったひとり、鞘当てだけでヴォルティマンドの部隊の戦意をくじくくらいには無双しているのだ。ここの部分は、まさに「スカーレット無双」と呼びたたえたい。
カッコいいぞ、スカ姫!!
それから、スカーレットの人間的未熟さについての記述もけっこう辛辣だったりする。でも、そこがスカーレットの一つの魅力にもなっているんだという気付きにもなった。
また、劇場版でよくわからなかった「死者の国」と「見果てぬ場所」の世界観も、文章で丁寧に書いてくれてあったので、これもだいぶ解像度が上がったと思う。気付かなかったよ。死者の国の空がどんなだったかなんて。
最終盤の「ニコ・ロビン」と揶揄される名シーンについては、これはお産の時の「腹式呼吸」と解釈する評論もあって、た、確かに!!と思ったけど、私としては文章を読んだ感じ、聖の「心肺蘇生法」なのかなぁ、と思った。
(ついでに序盤にはバロックワークスMr.5のボムボムの実の能力による爆弾「鼻空想砲(ノーズファンシーキャノン)」も老婆から飛び出している。キャノンというより爆撃だけど・・。
全編、スリルにあふれ、ラストは感動必至、そして愛とは、生きるとは。さまざまな要素を内包した名作です。気になる方はぜひ読んでみて下さいね!!
おしまい。
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