しったかぶり!日本紀行

~果てしなき旅景より~

2025年。思い出深いこの年、さらば!

2025年が暮れようとしている。

 

年末、この1年を象徴するような出会いがあった。

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「果てしなきスカーレット」は、復讐の物語ではない。

己の内面と向き合う、果てしなき自分との戦いの物語だった。

 

私もまた、己の内面と向き合う一年を過した。と思う。

 

そんな所から、この1年を振り返ってみたい。

いやぁ、なかなかしんどい1年だったのですよ。ほんと。

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

1年のど真ん中にぽっかりと、リビングの窓に映る風景を眺めている時期があった。

それはなんと、ちょうどピッタリ100日だった。

 

 

 

令和7年は、前年末のインフルエンザの後遺症ともいうべき、酷い副鼻腔炎で明けた。

年明けからそんなだったから体調は常にイマイチで、そもそもストレスで免疫力なんて相当弱ってしまっていたのだろう。

 

とにかく仕事がうまく行かないのだ。

前年夏くらいからストレスに負け出していた。

 

「臨界」が近づいていたのだと、今ではスッと考えられる。

 

そんな中でも私はさらなる仕事を抱え負担は増える一方だった。

自分の閉塞感に突破口を開きたかったが、あまりに無謀だった。

 

けど、結果としてこの選択は臨界をより高濃度で迎えるためには必須で唯一の選択肢だった。

 

4月は、もうボロボロだったと思う。

大好きな旅行をしても、まったく活力が湧いてこない。

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あの旅で整ったのは、臨海の準備だった。

あとひと突きで崩れる。

その日は早々に来た。

 

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いいおじさんが、泣きながら家に帰った。

臨界で感情を抑える壁が溶けてしまい、もうどうしようもなかった。

 

 

 

自分でも不思議だったのは、確かに落ち込んで打ちのめされ絶望して家に帰ったけど、少ししたらパソコンを開いて探し始めていた。

 

なぜ、こうなるのか。

 

私は毎日の混乱の中で確かに感じることがあった。それは、壁であった。

3年前から仕事内容が変わって、1年前に中間管理職になって、その壁はぐっと現実に引き寄せられ、目の前にそびえ立った。それはとてつもなく高く堅牢な壁だった。

 

なんだ、これは?

 

なにか致命的な欠陥がある?

そうとしか思えない。

 

検索窓に「仕事が終わらない」「仕事を忘れる」「仕事ができない 障害」といったようなことを、とにかく調べまくった。キーボードを打ちながら、モニターがぼやけた。目から流れ出る大量の塩分を拭いながら見慣れない文字が目に入って来た。

 

ADHD

 

アルファベットだけじゃちんぷんかんで、後ろにくっついてる漢字を見てなんとなく理解する。

 

注意欠如・多動性障害

 

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ADHDについて調べてみると、さまざまな事例な体験談、経験談があり、これがほとんど自身の感覚と一致していたのだ。

 

この時の納得感と来たら、心の中のかゆくて仕方のない部分を、それも生きている中でずっと待ち続けて来た小さな違和感、かゆさ、長年の自分の「謎」が氷解してゆくようで、いっそもう爽快な気分だった。

 

会社を休み始めて数日、私は無視し続けて来た同僚や上司からのメッセージに目を通した。同僚からは「自分の職場で待ってますよ」と言ってくれたり、「誇りに思う」とまで言ってくれる先輩もいた。

 

なんとか頑張りたい。

 

この窮地を脱するには、やはりプロの力が必要だと思った。社内の看護師さんに橋を渡してもらい、カウンセラーと心療内科に受診し、自身について深く切り込んでいく心の手術を行った。

 

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適応障害・3ヶ月休職の診断となり、ADHDの診断も受けた。

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7月いっぱいまでの100日間。多くの日は子どもたちを見送ってからリビングに座ってカーテン越しに外を眺めていた。旅のブログを整備しひたすら書いて、旅行に出かけて、色々な本を読んで、「名探偵コナン」は1~107巻まで読んだ。

 

この期間は自分自身を見つめなおす稀有な時間だったと思う。

コナンも面白かったけど。

 

休職中に読んだADHD関連本は3冊。

「ADHDがわかる本 正しく理解するための入門書」

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「マンガでわかる!発達障害とグレーゾーンの人が見ている世界大全」

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「多動脳―ADHDの真実―」

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読むことによって心が落ち着いていく感覚があった。

書くことによって内面が顕かになっていくようだった。

 

8月、予定通り復帰。

その後は驚くくらいあっという間に時間が流れたが、しっかりと時間の流れは意識して年末を迎えた。

 

休職最終日の記事。

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復職してデスクを明け渡したときのブログ。

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復職後1ヶ月後のブログ。

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仕事納めの日のブログ。

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色々なことがあった。

棄てたこともあったが、より多くのことを得た。

子どもと過ごす時間が増えたことは本当に良かった。

 

悔やむことはもちろんある。でも後悔はない。

やり遂げることはできなかったが、自分なりに全力を尽くしてやりきった結果だと受け止めている。

 

最低だったけど、最高の1年だった。

2025年は、私にとって特異点となる年になる。

 

大きなことをあえて言いたい。

命とは手段だ。

どう使うか。これは、いつでも考え続けていたい。

 

なんとかここまで来れた。

支えてくれた人がいた。

一人だったのに、ひとりじゃなかった。

 

これから先もまだまだ長い人生。

楽しく生きてゆけると思う。

 

良いお年を。

 

つづく👇

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