ここまでのあらすじ!
次男くんじ3歳は、トレインパーク白山で手に入れた北陸新幹線のぬいぐるみに、らーめん世界でもらったシールを貼り貼りしてデコレーションをしたのであった(雑)
ご満悦である。

さて、富山県魚津市である。片貝川をさかのぼって車を走らせている。
毛勝三山の一・標高2,378の猫又山に源を発し富山湾に注ぐ日本屈指の急流、それが片貝川である。
雄大な山々に向かって走る気分が心地よく、つい車を停めて外に出てみたりした。
暑い!確かに暑いのだけれどそう言ったことを忘れさせる強さが、この地にはある気がした。

目指すは上流にある片貝山ノ守キャンプ場だが、ちょっと気になっていた「東山円筒分水槽」に立ち寄ってみる。
東山円筒分水槽は、「日本一美しい筒分水槽」と称されている。魚津・東山地区の「天神野用水」「青柳用水」「東山用水」に水を分配するための円筒分水槽である。

円筒分水(えんとうぶんすい)とは、農業用水などを各地区に公平に分配する利水施設のこと。丸い水槽の真ん中から水を出して、その外側に設けられた仕切りの間隔とその比率で、各地域に用水が公平に分配されるという仕組みだ。

分配された水は流れてゆき各地域を潤す。分水槽に導かれた水は、多くても少なくても、同じ比率で正確に各地域へ運ばれてゆくという。凄いこと考えたなぁ。

東山円筒分水槽の周辺は、近年ポケットパークとして整備され観光客などの目を楽しませてくれている。

この円筒分水槽はあふれる水の落差が大きい。片貝川が急流であることからこのような構造になったと言われている。

すでに真夏の暑さがこみ上げている朝の魚津であったが、ここばかりは少し涼しい気配となっている。また、しぶきが作り出す空間の揺らぎもその涼しさに手を添えている。

モコモコモコと水が出てきて、ジャーと、とめどなく流れてゆく。
この水は、片貝川の左岸に水路のトンネルを通して引いている。1954年に竣工し(文化遺産オンラインより)、現在もかわらず稼働を続けている。

2020年には、国の登録有形文化財に登録された。水を公平に渡すという武骨な仕事を延々と続ける設備なだけに造りも大変に武骨であるはずなのに、円筒という造形のおかげか、とてもかわいげのある雰囲気になっている。

この愛らしいおかっぱ頭のような東山分水槽は、今もあの場所で水を運び、人々の生活を支えているのだろう。下記ながらそう思うと、より一層あの水槽が愛おしくなる。

ふと立ち寄った程度の私たちに対してでさえ、夏のひとときを潤してくれた。
ありがとう。東山分水槽!
つづく👇
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