しったかぶり!日本紀行

~果てしなき旅景より~

11 山の辺の道⑩ 大和国一宮 大神神社

 大和国一宮・大神(おおみわ)神社へ着いた!

おお、素晴らしい!!さすがは大和国一宮の拝殿だ。

ありがたやありがたや。。。

山の辺の道 大神神社 祈祷殿

ついに到着大和国一宮!

と思っていたら、こちらは平成9年竣工の祈祷殿だった…

檜を用いた木造の社殿である。あはは、恥ずかしや。

おっさんのありがたみ、いたずらになりにけり、だ。

山の辺の道 大和国一宮 大神神社 祈祷殿

なんという厳かなっ!…あれ?

大和國一宮 三輪明神 大神神社

日本最古と呼ばれる神社の一つである。

祭神は「大物主大神」。

山の辺の道 大神神社 祈祷殿

結婚式の記念撮影をしていた

気を取り直して拝殿へ進む。

山の辺の道を歩くと境内の北側に到達する。

先に祈禱殿にたどり着いたのはそのためだ。

山の辺の道 大和国一宮 大神神社 拝殿

江戸期の豪壮な社殿建築

拝殿は重要文化財。寛文4(1664)年、徳川家綱公により再建されたもの。

その奥には三ツ鳥居という珍しい鳥居がある。

これも重文だが普通観ることはできない。

本殿は無く、その三ツ鳥居を通してご神体である三輪山を拝む。

古代からの信仰が、今もなお息づいているのだ。

大和国一宮 大神神社 拝殿

切妻造り、唐破風が特徴的だ

オオモノヌシのことだが、出雲の国造りの神・大国主の別の側面「和魂(にぎみたま)」と考えられている。国津神の代表格、まさに大物主である。

 

 

 

国津神とは土着の神のことだが、日本の不思議は高天原から降臨した天津神とは違う種類の神のトップを、大和王権を樹立するような場所にご丁寧にお祀りしていると言うことである。

 

他の国では別の宗教、首長、敵国なんでもいいが、大抵は焼き払われ土地は埋め立てられ、存在をなかったことにされる。

山の辺の道 大神神社 境内参道

境内の参道、厳かである。

神社ほど日本古来の宗教心や精神を顕かにした場所は無いと思う。

古代でも、中世でも近世でもない。今だ。今でも、そんな私でさえこうして神社の境内に立ち、あるいは拝殿にお参りすると(最初間違えたけど・・)、やはり敬虔な気持ちになる。

 

「何事のおわしますかは知らねども かたじけなさに涙こぼるる」

西行法師の伊勢参りの際に詠んだものである。これ実はとんでもない事を言っている。日本の最高神が祀られた神社に対し「なんだかわからんけど、ありがたい!」と泣いているのだ。しかも僧侶なのに。どう?今の日本人と一緒じゃない?これ凄いことだと思うんだ。

 

古代の精神は、クリスマスやハロウィンなんかをすーんなりと受け入れて「お祭り」にしてしまう現代に、し~~~~~っかり受け継がれている。まさに「何事のおわしますかは知らねども」の精神だ。これは恥ずべきことではなく、むしろ誇るべきことなのではないか。寛容の極みとして世界に冠たる精神性ではないかっ!!

大神神社 境内参道

歴史へつづく参道

え?ぜんぜん大神神社のこと話していない?そうかなぁ。

でも仕方ないよね。そんな事思いながら歩いていたのですもの。

人も多いからゆっくりはできないし。

大神神社 二の鳥居

二の鳥居

思案をしながら歩いていると、境内の外へ出た。

大神神社のご利益は国造り・生活全般の守護神である。ほぼ何にでも強いので、お願い事をしたい人はご安心を。

私はいつも通り無欲を装い、五穀豊穣と、子どもが死なない世界にしたい、と強欲にも願った。

大神神社 御献酒

御献酒 ワイン樽も!

この世界に神様がいるのなら、私のことは良い。十分幸せだから。

だけど、そうでない人もいる。そうでない人に幸福になって欲しい。

大真面目にそう思う。余計なお世話かもしれないけれど。

大神神社 参道 出店

参道の出店

 

 

参道を歩いていると、おあつらえ向きに南酒本舗という酒屋さんがあった。

ちょうどこの聖地で地酒を買ってホテルで飲みたいと思っていたところだ。

お店に入るとあるある。三輪山の地酒。これはありがたい。

大神神社 南酒本舗 参道店

南酒本舗 参道店

 

御献酒 みわ山

色々種類があったが、開運祈願とラベルに書かれているこちらを選んだ。

お酒にはあまり詳しくなく旅先で地酒を飲む程度だけど、このお酒は飲みやすくて美味しかった。アルコール度数15。180ml。そこまで酔うことなく、ほど良くですな。

大神神社 御献酒 みわ山

御献酒 みわ山

参道の駐車場(イベントスペース?)の一角では、雑貨市が開催されていた。

ドーナツ、焼き芋、クレープ、化粧液や飾りものなど、色々だ。

大神神社 山の辺 三輪の雑貨市

山の辺 三輪の雑貨市

並木道の参道を抜けると、大きな鳥居が見えてくる。

昭和59(1984)年に昭和天皇が参拝したのを記念して、昭和61年に竣工したものだ。

大神神社 大鳥居と太陽

真下から!

高さ32.2m、柱間23mの堂々たる大鳥居で、耐候性鋼板という材質でできており、耐久年数は1300年といわれているから、人類が滅びた後もきっとこの大鳥居は経ち続けるのだろう。大神神社のランドマーク的な存在である。

大神神社 一の鳥居と三輪山

一の鳥居と三輪山

三輪山を望む風景が美しいが、車通りが多いのは難点だろう。

それと、本来の参道は三輪街道といい、大鳥居のある県道238号の1本南の古道である。そこには大神神社の一の鳥居があるが、大鳥居に気をとられて見逃してしまった。

大神神社 一の鳥居 人気の界隈

行き来する車多し。

日本最古の神社・石上神宮から歩き始めた山の辺の道。

日本最古の神社・大神神社でついに完結!

神話から古代、中世、近世、そして現代へとつづく日本最古の道。

沿道は、古道を愛する人たちにより整備され、歩く人もまたこの道を愛し、踏みしめるように歩いていた。

私はのんのんと歩いて、何もないのにいくらでも揃っているこの道が、心底楽しかった。

 

15時を過ぎ、今一つこの地で見たかった場所がある。

箸墓古墳と纏向遺跡だ。

 

To Be Continued👉

sittaka-travel.com

「しったかぶり!日本紀行」応援してね!

このエントリーをはてなブックマークに追加

にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村 

旅のメモ📝

oomiwa.or.jp

nara-tanzan.com