越前大野を歩いている。
この稿では昔ながらの町並みや建物を巡った様子を点描しつつ書いていきたい。
越前大野駅から国道476号を徒歩6、7分も歩くと随分城下町じみた町並みになってくる。澁谷貞作商店は昭和の建物だろうか。
「薬種 天産物 問屋」と、途切れ途切れに文字が打たれている。GoogleMapのストリートビューを遡ると全て読み取れる。

町割りは「北陸の小京都」と称されるだけあり、ていねいに碁盤目に整備されている。
越前大野城までは概ね徒歩12分である。
古い建物、蔵や立派な門構えが何ともカッチョイイ。

竹田味噌醤油醸造元。
こういう看板が好きでねぇ!

大野城が見えてきた。
登ったろか、と思ったが、閉城している時間だった。

2008年に来て以来の大野城だ。2015年に来た時はただ通り過ぎただけで、私は友人の運転によりお昼寝中で、まどろみの中で視界の隅にその天守を垣間見たのみであった。

その先「越前おおの結ステーション」だ。
大きな時計台は、木造10m。この大野の城下町の祖である金森長親が晩年納めた美濃(岐阜)の川湊灯台をモデルにした時鐘(ときがね)だ。

お土産などが買える「越前おおの結楽座」もすっかり営業終了。
町全体がやけに静かに感じたのは、翌日に控えた「おおの城まつり」の嵐の前の静けさだったのかもしれない。

もったいなかったなぁ、と思わざるを得ないのは、今回の越前大野は、あくまで翌朝の勝山の恐竜博物館の拠点という位置づけにしてしまったことだった。

町なかを歩き回ることはできるが、天守に登ることもできず、城下の施設を見学することも叶わず、その点は無念としか言いようがない。

国登録有形文化財の「平成大野屋洋館」
大野名物の醤油カツ丼や蕎麦、名水コーヒー、スイーツなどを楽しめるカフェだ。
くぅ~こういうお店でお茶したかったぁ(^-^;

七間朝市通りを歩き、宿へと戻る。もう一歩きだ。
町割りが直線直角を旨としているため道の先の先まで観ることができる。

どこへ行っても恐竜。
福井県は、なんと県の形までもが、かわいっちい恐竜の形をしている。

「越前之国 大野郵便発祥の地 明治四年四月二十日」
「越前之国 大野藩札両替所跡 明治五年十一月」
町屋建築の傍らに建てられた石碑が、この地の歴史を語っている。

やなぎや薬局。
「官許 本家 商標 一子相傳 解毒丸 柳屋 𠮷右衛門」これもカッコいい看板♪
戦国時代に基礎が築かれ、創業者の家系は越前朝倉氏の時代に端を発するという。

店の前のショーウィンドーには江戸時代から使われていたという看板が展示されていた。長年、この地域の健康を守ってきた薬屋さん。今でも未病のケアを重要視してその人その人の体調に合わせ、それぞれの健康相談に応じることができるという。
1733年創業の南部酒造場は「茶木屋」の名で大野藩の御用商人からはじまり、酒造りは1901年から行っている。大野の名水を使った酒造りで「花垣」という、桜並木の満開をイメージした優雅なお酒を販売している。

大門屋は1818年創業、11代に渡る老舗の呉服店。
最大の目玉は皇室も使用するという牛首紬という織物。
戦争から帰還した先代が、必死の思いで工場の維持・再建をしたという。

店一軒、建物のひとつに歴史ありだ。
近年は「天空の城」と呼ばれ人気を博す越前大野城。

その城下もなかなか魅力的な風情を醸し出していて、歩いているだけでも(ごめんなさい!本当に歩いただけなんで汗)その目や感性を愉しませることができる。
そして、ちょっと暮らしてみたいなぁ、と思える町かな(*´▽`*)
To Be Continued👉
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