備中高梁駅に来た。
思ったよりもずっと濃い備中松山城とその城下町をめぐり、私は大満足だ。

ここまでの記事で触れてきたので再三触れることは避けるが、この山間にあって交通の要衝であった備中高梁(松山)の地は、はじめの大松山築城以降、幾度も戦乱の渦中となった。

この地にゆかりのある人が、この地を愛し、守ってきた。
今に至る城下町の原型をこしらえた小堀遠州や大修築を行った水谷勝宗、改易騒ぎを無血で収めた大石内蔵助。

幕末の混乱を乗り切った山田方谷や彼を抜擢した最後の藩主・板倉勝静。
荒廃した備中松山城の復興機運を盛り上げた学校教諭・信野友春。
そしてこの地に暮らした人々。民の努力、尽力が高梁を今に導いている。

荒廃した備中松山城に瓦を運んだ子どもたちに象徴されるように、備中松山、名が変わり高梁となっても多くの人々の支えによってこの地に多くの遺産を残してくれたのだ。
もちろん、猫城主・さんじゅーろーも特筆すべき存在だ🐈

昭和中後期の開発を悔やむ気持ちもあるが、それでもこれだけの町並みや天守をはじめとした大城郭が残っているなんていうことは、十分に奇跡といえる。いや、言いたい。

無性に腹が減っている。
始発で神奈川県横須賀市を発し、東海道新幹線一本で岡山、レンタカーで高梁。
そのまま町歩きと山城探検をはじめ、下山したころにはすっかり昼時を逃している。

快感を伴う疲労感を全身にまといつつ途方に暮れながら、高梁市図書館へ入ってみた。
せめて涼をとりたいな。

館内にはスタバ(スターバックス コーヒー 蔦屋書店 高梁市図書館店)、TSUTAYAの本屋さん、高梁市観光案内所が併設されていた。かなり近代的だ。

観光案内所にはお土産コーナーもあって、アイスもあった。ナイス♪
「さんじゅーろー最中アイス 抹茶小豆」を購入。

Vポイントカードアプリを開くのに手間取ってしまい、提出を辞めようと思ったが店員さんが気さくに「いくらでも待ちますよ」と言ってくれて、画面いっぱいに「果てしなきスカーレット」のキービジュアルをあしらったバーコードが程なく開いた。
備中高梁の人たち、いい人だ。
私は感激しつつ、外のテラスで「さんじゅーろー最中アイス」を頂く。
ちべたくておいちい。硬いのが柔くなっていくのも快い!染み入る~。

賑やかな駅前の複合ビルでしばし休息をし、高梁市役所の駐車場に停めた車に戻る。
予定通り、予定よりずっと時間をオーバーしまくったがついに備中高梁を後にする。
次に向かうは、吹屋の町並みだ。
と、その前にちょっと寄り道。
「備中松山城を望む見晴らし台」

ほうほう、この段々畑の向こうの風景のどこに、備中松山城が見えるのかしら。
無料の双眼鏡も設置されている。
視認しようと思うと、だいぶ小さく観える。ほぼ点だ。

得意のCannonPowerShotSX720HSで寄ってみる。
ほぉ~う。天守と二重櫓だけが見えてきた。

最大でこんな感じ。
やはり遠目から観た天守は二重櫓との視覚効果もあってかなりどっしりしたように観えていたんだろうな、と天守設計の見事さを改めて感じたのであった。

これにて、 備中高梁の冒険よさらば。
最後に山田方谷の漢詩を借りて結びとしたい。
高梁の繫栄を願う。
我が州の風土は本より雄豪。
鉄気は山に籠り、山勢は高し。
更に人心の剛なること鉄に似たる有り。
錬磨して一たび就れば、刀よりも利し。
To Be Continued👉
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