敦賀には、赤レンガ倉庫がある。赤レンガ倉庫と言えば函館だとか横浜を連想するけれども、この敦賀にも1905年に石油貯蔵庫として造られた赤レンガ倉庫が遺っている。

倉庫の外には旧北陸線の葉原トンネルで使用されていた扁額のレプリカや、小浜線で長年活躍していた「キハ28形気動車」が保存されている。

写真を撮りやすい位置には恐竜博士が。さすが恐竜王国w
次男くんじ3歳が博士と握手。みんなで撮りたかったけど長男かけ7歳の動きが早すぎて無理だった苦笑

恐竜。鉄道。マンガ。
少年少女にはたまらない街だね!

赤レンガ倉庫内は、レストラン館とジオラマ館として使用されている。
我が一家の目的は、もちろんジオラマ館。

レストラン館は3店舗。今回は時間が合わなかったけどカフェもあり、海鮮もあり、敦賀の食材を中心に使う料理もあって、ウェディングにも使用できるお店も入っている。

入口で入館券を買うと、ポストカードをもらえた。
入館券とかって残したくなるよね。

私はパンフレットとか入館券を若い頃は残していたけど、無限にたまり続けるので今はよっぽどレアだったりしない限り写真に撮ったりしてから泣く泣く廃棄します。

滋慶学園グループの学生さんが考案した擬人化の女の子「敦賀赤レンガ倉庫ちゃん」とウルトラ怪獣がお出迎え。

お盆休みの時期であるのと、キッズのスポーツチームが立ち寄ったらしく賑やかだった。ジオラマはトンネルをくぐると間近から見られるようになっている。これは面白い工夫だね(^^)v

展望デッキがあり、ジオラマを一望できる。
港の町だけあって、映像やジオラマの海べりの造りがかなり凝っている。

ノスタルジックな汽笛の音と共に田園風景をゆく機関車を撮るも、ブレるわ構図イマイチだわで。

港町のジオラマもいいものだなぁとしみじみ。
鉄道駅があって、田園があって、敦賀港がある。

新橋から運行されたウラジオストクへの直通便・欧亜国際連絡列車。敦賀・金ヶ崎はその連絡駅。この敦賀が、世界への玄関口として賑わう、そんな時代があったのだ。

ウルトラ怪獣をモチーフにした「かいじゅうステップ ワンダバダ」とのコラボイベント「かいじゅうステップSDGs大作戦 in 敦賀赤レンガ倉庫」が開催中だった。2025年9月2日まで。

ジオラマ館を楽しんだ後は、旧敦賀港駅の旧跡めぐり。
日本遺産の構成資産でもある「旧敦賀港駅ランプ小屋」。
9:00~17:00まで内部を無料公開している。毎週水曜・年末年始は閉館。荒天時に公開を中止する場合あり。

明治15(1882)年に建てられた。ランプ小屋は、列車の灯火に使用されるカンテラの燃料を保管する油庫として、かつては主要な駅には大抵存在していたという。

織田信長が浅井長政に裏切られて大ピンチに陥った「金ヶ崎の退き陣」で有名な金ヶ崎。歴史好きな私としては、そっちのテーマで来たかった場所だったが、思いがけずランプ小屋や、廃線跡に見入ってしまった。

もうすっかり役割を終え、新幹線延伸で邪魔になってえぐられるようにして断裂していてなお遺り続ける鉄路に、歴史の凄みというものを感じずにはいられなかった。

土地もたくさん使って整備も保存も大変だろうけど、ちょっとくらいはこういう場所があってもいいよな。
線路を観て大喜びする子どもたちと一緒に眺め、そんなことを思うのであった。
つづく👇
「しったかぶり!日本紀行」応援してね!
旅のメモ📝
| 🚢 敦賀赤レンガ倉庫 ジオラマ館 🚃 | ||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| わが家の所要時間 | 35分 | |||||||||
| 住所 | 福井県敦賀市金ケ崎町4ー1 | |||||||||
| 入館料 | 大人:400円 小学生以下:200円 模型運転体験:1回100円(3分間) |
|||||||||
| 営業時間 | 北棟(ジオラマ館):9:30 ~ 17:30 (最終入館17:00) | |||||||||
| 休館日 | 水曜日(祝日の場合その翌日) 12月30日~1月2日 |
|||||||||
| 駐車場 | 乗用車:60台 バス:3台(要予約) |
|||||||||
| アクセス | 🚌バス:ぐるっと敦賀周遊バス JR敦賀駅(西口)→「赤レンガ倉庫」バス停下車 🏃徒歩:敦賀駅から約30分 町歩きにおすすめ |
|||||||||
| ホームページ | 敦賀赤レンガ | |||||||||
| 👑敦賀の鉄道遺産の称号 🔱 | ||||||||||
| 日本遺産 | #090 海を越えた鉄道 ~世界へつながる 鉄路のキセキ~ | |||||||||