しったかぶり!日本紀行

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7 鳴子温泉随一の泉質「東多賀の湯」前編:夕ご飯と会話と温泉を堪能する!

※この記事では、アフィリエイトプログラムを利用して宿を紹介しています。

初日の宿は東の横綱・鳴子温泉の中でも随一の泉質を誇る「東多賀の湯」

 

 蔵王御釜から、長駆、鳴子温泉へやってきた。3時間はかからなかったかな。

宿に入るのに手間取った。何か勘違いしていたらしく、温泉街の狭い道路をどんぶらどんぶら探して2周ほど。結局、広々とした国道47号に出て路肩に停めてGoogleマップを開くと、「あ、すぐそこじゃん!」

鳴子温泉 東多賀の湯の外観。国道47号側が入口

東多賀の湯!入口は国道47号沿い

温泉街はこの背後の段丘上だけど、宿の裏手に歩きのみの道があるから温泉街へはそう遠くない。

さて、ここはいつもドキドキ。宿との出会いは人との出会いであり、未知との遭遇だ。

いざチェックイン!ガラっと扉を開けて、その中のもう一回扉を開けると、フロントだ。

鳴子温泉 東多賀の湯のフロント

写真は翌朝撮ったんだけどね

フロントでは、係の人とお客さんのおばちゃんが予約のことでお話をしていた。どうやらふるさと納税の宿クーポンのことのようだった。なんとなくのどかだ。

少し待って、まだ話は続きそうだったけどチェックインを先にしてくれたので、お部屋へ。

鳴子温泉 東多賀の湯の廊下。

廊下。階段はこの先にも手前にもある。

宿自体は年季が入っていそうだが、床なんかはピカピカできれいだった。スリッパがあるが、滞在中はつい忘れて履いたり履かなかったりだった。

さて、お部屋はいかに。

鳴子温泉 東多賀の湯の部屋。

お部屋へ!

小さな踏込があり、風通しの良い障子窓。ただ開け閉めできなくて隙間から中、外が見えるので、部屋の襖はしめておきたい。

鳴子温泉 東多賀の湯の部屋の踏込

部屋の踏込

和室6畳、バストイレ無し、Wi-Fiあり。お1人様なら十分落ち着ける部屋。

東多賀の湯 和室6畳 バス・トイレ無し Wi-Fiあり。

和室6畳 バス・トイレ無しの部屋

窓は特に夜、空けておくと小虫がどうしても入ってくるから障子と共に締切っていた。

東多賀の湯の部屋の窓

窓。開けると虫。

ただ、少しこもったので、小さな台所部屋のキッチンの上の小窓を開けて空気を通したらすっきりしたのと、割としっかり温泉街らしい硫黄のかおりも流れてきて、さすが、温泉番付で東の横綱にも選ばれた名湯の温泉街だと思った。

東多賀の湯の部屋 長期滞在用キッチン

湯治の湯なので、全室に長期滞在用キッチンがある。

小さなキッチンには冷凍もある大きな冷蔵庫、炊飯器、食器、コンロなど自炊に必要なものが一通りそろっているようだ。

 

時々、本数は少ないようだけど列車が通り過ぎる音が聞こえる。夕方に差し掛かっていて、カエルの合唱も国道を挟んだ江合川の方から聞こえてきた。

東多賀の湯 シャワー室、トイレ、洗面台、ゴミ箱が置かれた共用スペース

シャワー室、トイレや洗面台は共有

共用スペースにはきれいなシャワー室、洗浄機付きのトイレ、グリルや食器、洗濯機も含め無料で使えるのは嬉しい。

東多賀の湯 部屋のお菓子

部屋のおかし。

一通り宿内を散策し、部屋のお菓子に手を伸ばしてふっと一息。ちなみに、近所のセブンイレブンは徒歩9分くらい、ローソンは12分くらいだ。どちらも国道沿い、駐車場があるので車なら楽ちんだ。

少し夕飯まで時間があったので、夕方の温泉街を散策して、ちょうどご飯時に戻ってきた(散策の模様は下記にて)。

sittaka-travel.com

夕ご飯は他のお客さんと斜め向かいで、相席のようなテーブル席。季節の食材を採り入れたメニューだけど、いたってシンプル。お米は自家の田んぼで採れたものという。お櫃で出してくれるんだからたくさん食べれちゃうよね。

東多賀の湯 夕ご飯。多すぎず少なすぎず

夕飯は多すぎず少なすぎず

飲み物は別注、ビールやどぶろくもあるけど、私は地酒が好きなので「雪渡り 友酔」をお願いした。意外なことに鳴子には酒蔵が無かったらしいが、この友酔はそんな鳴子に「鳴子の米と水で造った地酒を!」という思いで平成12(2000)年に誕生したという。

東多賀の湯 夕飯 日本酒 雪渡り友酔

日本酒一択w

チェックインの時にフロントで苦戦していたおばちゃんと色々お話をした。石巻で暮らし、いまは関西に住んでいる人で、横須賀から来た話をしたら、思いがけず小泉純一郎ファミリーの話になった。

元総理の純一郎氏は私の隣の中学校出身で、高校は市内でもトップだったこと(私の方は下から数えた方が早いこと)、息子の進次郎氏は友人の結婚式にやってきて(お相手さんの友人だった)、さすがスピーチでは上手な言い回しをすると思ったことなどを話した。

東多賀の湯 夕飯 陶板

こういう会話もたまにはイイネ

おばちゃんは定年してから色々な所へ旅行に行っているようで、3ヶ月かけての船旅で世界を回ったという。静かそうな見た目に似合わずかなりアグレッシブだ。

 

「喜望峰なんて、どこにでもある岬よ」、「大谷選手の試合を見るためにNY(だっけ?)に行ったりしたけど道路渋滞でたどり着けなかった」、「それなりにお金かけた船(色々オプション付けた人はうん百万だったらしい)だけど、さすがに3ヶ月は飽きちゃった」

 

といった話を色々聞かせてくれて、言葉じりだけ書き出してみるとちょっと嫌味な感じでびっくりしたけど、聴いている時は、それこそ東海道中膝栗毛でも読んでいるような(読んだことないけど)、滑稽味にあふれた調子で楽しい時間だった。

 

 

お酒は飲み切れなかったので、食後のお散歩を終えた後、部屋でゆっくりとひとり酒を楽しんだ。

 

もちろん、東多賀の湯の一番のウリである温泉は、鳴子温泉随一と称されるだけあり、乳白色でキツイ味わいの(なめてみた)、本物の温泉の中の温泉であった。

東多賀の湯 温泉浴場への暖簾

東多賀の湯の温泉は控えめに言って最高

檜の湯舟と総ヒノキ尽くしの山小屋風の浴室、加水・加温無しの「源泉かけ流し」だ。シャワーなどを設置しても腐食してしまうので、無い。温泉があるのみだ。源泉温度は50.4℃らしいが、浴槽に入ってみると、熱がりですぐ逃げ出してしまう私でもしばらく浸かれる心地よい温度だった。源泉そのままなので、その時で違うのだろうか。

 

また、硫化水素が発生する温泉ということで、温泉はあらかみめガス抜きがしてあるらしく、浴場もそこここに通気口と思われる穴があけられていた。

浴場も、浴槽も小さく、ひとりで入るのがベストだろう。こういう名湯に入るときには大きさや工夫は必要ないと思った。湯があり、暗さがあり、自分があれば、極上の時間を過すことができるのだ。

 

イイコト言った感じで、気が付けば12時を過ぎていた。

旅の初日が更けてゆく。

 

つづく👇

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旅のメモ📝
♨ 鳴子温泉 東多賀の湯 ~メモ~ 🏘
温泉の感想 最っ高に気持ちいい!長湯できるなぁ!
温泉 含硫黄-ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・炭酸水素温泉(硫化水素型)
プラン名 楽天トラベル:
【ポイント3倍】源泉100%かけ流し乳白色大人気温泉とおいしいご飯で癒しを!!2食付きプラン
宿泊料金 ¥12,500(実際はダイヤモンド会員クーポンと鳴子温泉の宿泊クーポンで¥8,500)
部屋 和室6畳+小キッチン
住所 宮城県大崎市鳴子温泉新屋敷160
チェックイン・アウト 15:00~10:00
プランによって異なる場合あり。
駐車場 8台、無料
アクセス 陸羽東線鳴子温泉駅より徒歩8分駅迎えあり(要連絡)
東北道古川ICより車で30分国道47号沿い
ホームページ 【公式サイト】旅館 東多賀の湯 -宮城県 鳴子温泉 -