しったかぶり!日本紀行

~果てしなき旅景より~

10 鳴子峡の朝めぐりで「ミサゴ」に出会う。

 鳴子峡の大深沢遊歩道を大深沢橋側から歩き、鳴子峡レストハウスまで来た。ここは国道の大深沢橋や、遊歩道の回顧橋を一望できるビュースポットだ。

鳴子峡レストハウス

ド逆行の鳴子峡レストハウス

とってもダイナミックな景観で、秋の紅葉シーズンはさぞかし素晴らしいだろうなと思いながら眺めていると、ふと、一眼レフカメラで明後日の方向を眺めている人がいることに気が付いた。

鳴子峡レストハウスの近く、見晴台からの眺望

大深沢橋や鳴子峡を一望

何を撮ってるんだろうと、同じ方向を眺めてみても良くわからない。試みに、最近iPhone16eに押され切ってほとんど出番が無くなっているコンデジ「canon SX720HS」で双眼鏡代わりに(なんちゅー!)ズームしてみると。。。!!!!

鳴子峡 ミサゴ

木の上に鳥が巣を作ってるんだ。まだ良くわからないなぁ。このコンデジ、光学で40倍、デジタルで160倍までズームができるのが気に入って、初代が壊れた後も同じのを買ったんだ。

鳴子峡 ミサゴの巣

ミサゴの巣!

おおお!!これは!!鷹?鷲?とにかく、なんと雄大な姿!

枯れ木の上に堂々と営巣をしている。多分、見晴らしのいい所に巣を作っているんだろう。天敵はいないのだろうか。

鳴子峡 ミサゴ

この時は写真もだけど、ズームをしたカメラを通して観る事に夢中だった。とにかく、彼(彼女?)らは恐らく、この近辺の制空権を握っている王者だ。でなきゃ、こんな目立つ所に巣など作れないだろう。それとも逆に、外敵を監視しやすくするためか?くそ、無知が悔しい。

鳴子峡 ミサゴ

この目。完全にギャオスだな。

後から調べて、この鳥は「ミサゴ」という鷹の仲間だということが分かった。ミサゴは基本は留鳥で、北海道、山形、秋田など一部は夏鳥(渡り鳥)。全長は55~64cmにもなり、羽を広げた翼長は180cmにもなる猛禽類である。鳴子のミサゴは留鳥だろうか。でも、地域的には相当寒い部類だし、山形、秋田と近いから夏鳥ではないか?・・・く、分からない。

鳴子峡 ミサゴの巣

オスとメスの違いはほとんどなく、メスの方が少し大きいらしい。このことから左が親鳥で右が雛鳥かとも思うんだけど、5~7月が産卵期で2、3個を産むらしい。抱卵が約35日で、この6月13日は完全に抱卵期だよね。ということは、両方とも親で、左はオス。右はメスなのだろうか。

鳴子峡 ミサゴ

最初の飛んできたときの写真は、見た感じだと脚で持っているのはエサではなく、枝の類のように見える。ミサゴは、同じ巣を修復しながら複数回使うという。

カッコいいもあり、でも何だか愛らしさもある。すっかり魅了されてしまいつつ、鳴子峡駐車場へ戻るべく大深沢橋の方面へ歩く。

出羽仙台街道中山越標識

大深沢橋へ向かう

ちなみに回顧橋へは遊歩道があるが、残念ながらこの時間封鎖されていて(開放は9時~16時らしい)降ることができなかった。

大深沢橋から鳴子峡

大深沢橋から鳴子峡を眺める

大深沢橋から鳴子峡を眺める。とんでもない深さにビビる。ここにきてcanon SX720HSは大活躍だ。ズーム機能の強みを遺憾なく発揮してくれた。

鳴子峡 カメラのズーム機能が役立つ。

ズーム機能大活躍

さすがに、光学の綺麗さは保てないけど、目で見えない遠さまで見て撮ることができるのは素晴らしい。やっと出番が来たな!

鳴子峡 大谷川

鳴子峡。降りてみたかった

そして、やはり気になるのがミサゴちゃんだ。大深沢橋からでもしっかり見えた。

鳴子峡のミサゴ

先程飛んできた方は、また飛び立ってしまったようで一匹が残っているだけだった。

鳴子峡のミサゴ 大深沢橋から

やっぱ親鳥なんだろうなぁと思いながら、撮った写真をさらにズームして、ヒナがいないか目を凝らして見入ってみる。やはりいない。「空飛ぶ漁師」の異名を持ち、あのオスプレイの名を冠している。そう軍用機・オスプレイは、このミサゴの英名なのである。

鳴子峡 大深沢橋からミサゴ

そして、環境省のレッドリストで「準絶滅危惧種」に指定されている。生息環境の悪化などで個体数が減少し、「存続基盤が脆弱な種」とされ、自治体によっては絶滅危惧種に指定されている。

撮影時は知りもしなかったが、非常に貴重な出会いだったのだ。

ミサゴの雄々しさ、愛くるしさを同時に感じ、彼ら、彼女らが無事に子育て、巣立ちを成功させ、若鳥が大空を飛ぶ日が来ますように。同じ親として、そう思わずにはいられなかった。

 

つづく👇

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