しったかぶり!日本紀行

少しずつ読みやすくしてまーす^_^

15 温泉津温泉街のマジックアワーと夜景にじんわり心が癒される

 若い頃(どーん🌅)!私は旅に癒しなどは求めていなかった(あどどーん🌊)!

しかし、不惑のはずの40代になると、仕事、子育てなど、環境の変化に心が追い付いて行かないことが多く、深く落ち込み、すっかり疲れ果ててしまった(暗い話ですまない!)。

 

今回の旅も、そんな私を不憫に思った妻が、「ちょっと旅行でも行ってスッキリして来いやぁ!」と、結婚して11年間で聞いたこともないような配慮を頂き、言われた5分後には赤瓦と温泉の石見旅のイメージがビッグバンのようにインフレーションしていた。

マジックアワーの温泉津温泉・輝雲荘

この青を見よ!と、半分泣きながら温泉津の温泉街を歩く。ここには、今の私に必要なものが全てそろっていた。

黄昏時の温泉津温泉・薬師湯

この情景に浸かるために来たのだ。そう心から思えた。

「温泉津温泉」という語感から伝わるイメージが、私の想像をはるかに超えて、今、目の前にある。

かはたれどきの温泉津温泉・震湯カフェ内蔵丞

難しい表現は考えなくていい。

来てよかった。

温泉津温泉 震湯カフェとお月様

東の方は濃い青だが、西の方がまだ太陽の名残を残している。

温泉津温泉のブルーアワー

この日、全国的に暖かで、寒の戻りが続いた地域では一気に桜の開花が進み、またあるいは散り始めたが、温泉津温泉も日中は随分と暖かかった。だからこそ、夜が来ると少し冷えてきたことに気付く。

一旦部屋に戻り、温泉の準備(とスマホの充電)をする。といっても、家から持ってきたタオルを首に引っかけるだけなのだが。

夜のとばりが降りた温泉津温泉・輝雲荘

19時半ともなると、すっかり温泉津温泉も夜の帳が降りて、暗くなっていた。日中も静かだったけど、夜はもっと静かだ。

温泉津温泉街から温泉津駅を目指してみる。

うっかりしていたが、スマホのカメラまでの全面カバーのせいで街灯が反射して夜空に狐火みたいに緑が浮かんでいる。

静かな夜の温泉津温泉。

それもほぼ忘れて問題なかった。いっそカバーごと外して写真は撮ったが、ここは記憶にしっかり残そうと思って目にどっぷり焼き付けることを主目的に歩いた。

どんな髪型でもござれ!温泉津温泉。

チョンマゲからナウな髪型まで幅広く扱ってくれる床屋 丹頂。アフロもできるだろうか。

夜の温泉津港

ひとり、しずかに笑いながら歩く。だいぶ怪しい人だが、チョンマゲて!ナウて!でもツーブロックはできないんかーい!とか思ったり思わなかったり。

温泉津駅夜景

複雑にからんでしまった心をほぐしていくというのは、本当に至難の業だ。降り積もった憎悪。叶わない想い。届かない言葉。分かり合えない苦しみ。人が人である限り、これらが無くなることはないだろう。

私たちは人間なのだ。神ではない。仏でもない。他の動植物でもない。人が人たる知恵を―リンゴか高カロリー食か知らないが― 持つに至った時点で、この悲しみは約束されたのだ。自分たちで選んだ道と言ってもいいだろう。

 

日本には、温泉がある。

聖徳太子だって、黒田官兵衛だって湯治したのだ。私たちは湯に浸かり、体の傷も、心の傷も癒す知恵がある。さぁ、ここからがノンリミット!温泉入るぞ~!

 

(ただし、温泉津温泉発見は、タヌキが温泉に浸かってたという伝説による)

 

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