石巻市の震災遺構・大川小学校ですっかり動揺してしまい、つい道を間違えた。もはやどこで間違えたか分からないが、とにかく、大回りにまわりこんで女川に着いた。大谷海岸くらいから気になっていたのだが、ガソリンがだいぶ少ない。

ほぼ19時である。他の記事でも繰り返してきたが、時間は予定より相当押しているものの、1年でも最も日が長い6月のこの時期であることを良いことに、暗くなるまであちこち観る事を頑固にやめないことにしている。

女川は、東日本大震災では最大15mの津波が襲い、町のほとんどが破壊され、死者行方不明者は、800名以上にのぼった。女川駅も、隣接する温泉「ゆぽっぽ」も流されてしまった。

新しい駅舎は2015年に竣工。世界的な建築家、坂茂(ばん しげる)氏によって設計された3階建ての新駅舎は、以前の場所から200m内陸へ、さらに9mかさ上げされた土地に移動した。

キハ110-241 奥の細道 最上川ラインのロゴが印刷された車両が出発時刻を待っていた。石巻線は、全線非電化である。

3階の展望フロアから駅周辺を眺めることができる。2階は女川温泉だ。おんせん、入りたいなぁ。ここまで、よく晴れた中で歩き回ったし、藪の中へ分け入ったり、海辺をのそのそ歩いてみたり。サッパリしたい!んだけど、時間がねぇ。

ふりむけば、駅前商店街で、道の駅でもある「シーパルピア女川」の黒基調な建物群の屋根と、その先の女川港を一望できた。もっとはやくに来られていれば、女川駅を起点に、女川の町を歩いてみようと思っていたのだ。

サラリーマン風体の一団が、居酒屋と思しき店に入って行った。出張で訪れたのか、はたまた地元で働く若者か。とにかく、人々の明るい表情を見てホッとしたのである。

こののち、石巻バイパスの「ENEOS 運動公園SS(やまもとや商店)」でギリ何とか給油を果たし、一路、仙台は青葉山へと向かうのであった。女川から、なおも70㎞、やまもとや商店から60㎞ある。

つづく👇
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