しったかぶり!日本紀行

少しずつ読みやすくしてまーす^_^

7 絶景の「石見畳ヶ浦」!新たなハートスポット見つけたり

 浜田市街から約20分。秘境探検のつもりで来てみると、アクセスは割と簡単で、最後の漁港沿いを走ると、大きな断崖が近づいてきてワクワクしてきた。

石見畳ヶ浦 海食崖

石見畳ヶ浦に来た!

大~きな海食崖の脇に駐車場がある。小さな漁港の大向こうに風車が回っていた。

石見畳ヶ浦 犬島

駐車場向かいの小港から犬島を望む

大~きな海食崖に掘られたトンネルの向こうに畳ヶ浦がある!と聞いたので、早速トンネルに入ってみる。ちょっとスリルぅ~!!

石見畳ヶ浦 トンネル

石見畳ヶ浦へ続くトンネル。

ザパ~ン、ザッパ~ン!と遠くに波の音が聞こえる。トンネルを進んでいくと、ボコボコな岩とザックリ切れた洞窟から外の海が見えた。

石見畳ヶ浦 海蝕洞

石見畳ヶ浦。神秘的な海蝕洞

おぉう!この世とは思えぬ景色。と思っていたら、その通りここは「賽の河原洞窟」と呼ばれていて、後背には観音堂がたたずんでいる。

南無観世音菩薩。我を苦しみから救いたもれ(まじで)。

石見畳ヶ浦 観音堂

石見畳ヶ浦 観音堂

それにしても美しい景観だ。うっかりスマホのカバーのレンズ全面保護の件を忘れており(→どうでも良いんだけど、この記事の真ん中らへん)、滲んだ写真を恨めしく削除し、カバーを外して落とさないよう慎重に、船でも通ると完璧だなぁと思いながら数秒待って諦めて、波の音を残せないのがちょっと残念だけど自慢のiPhone16eでパシパシ撮影する(説明が長いw)。

石見畳ヶ浦 賽の河原洞窟

石見畳ヶ浦 賽の河原洞窟からの眺め。

この海の先は当然に浄土だろう。

結構前になるが、熊野古道を妻とめぐった時、補陀落渡海という自殺、観音浄土を目指し船を出す信仰があったというお寺に立ち寄った(気になる人は読んで↓)。

rekishitabi.blog.fc2.com

賽の河原というと少し悲し気な感じもするが、悲観することは無い。海か川か知らないが、その先は浄土だ。前向きに生きようぜ!

石見畳ヶ浦

すっかりワケが分からなくなった所で外界へ!

思考のトンネルの出口からは、丸い空と海が広がっていた(正しくは、出口の手前には石見畳ヶ浦のことがよくわかる案内板が並んでいたよ)。

 

地獄みたいだ!

 

国指定天然記念物 石見畳ヶ浦

国指定天然記念物 石見畳ヶ浦

個人の感想だから怒らないで欲しい。最初に思ったのは、地獄みたいだ。だった。

石見畳ヶ浦は千畳敷とも称されている。岩は縦横に割れ、千もの畳が敷かれたような景観が広がっている。

石見畳ヶ浦 ノジュール

天然のベンチのようなノジュール。左下は流木の化石だろうか。

海の絶景で「千畳敷」と称される場所には幾つか行った記憶があるが、これほど広々とした風景はかつて見たことがない。

「千」、なんてケチな規模じゃない!ものすごく広いぞ!!

石見畳ヶ浦 千畳敷

万畳敷でもいいくらいの広さだ!

最初、地獄みたいだと感じたが、歩いてみると海が広がってくるので、地獄感は急速に引いていく。

 

 

 

波が引いて海水が残された部分があり、これがいわゆる「島根のウユニ塩湖」たる映えスポットとなりうる状態のようだが、風が強いためこの日の撮影は困難そうであった。

石見畳ヶ浦 赤鼻を遠望

石見畳ヶ浦から赤鼻を遠望する。

荒涼とした海岸を歩いて行くと、畳ヶ浦の東端「赤鼻」の断崖や、石見畳ヶ浦の最高峰でシンボル的な存在感がある「馬の背」を間近で見ることができる。千畳敷から一転、ダイナミックな景観を楽しめる。

石見畳ヶ浦最高峰 馬の背

石見畳ヶ浦の最高峰 馬の背

馬の背には、なんなら登ることができる。ちなみに後から調べると、この時14時過ぎで、干潮まであと3時間程だった。満潮に近いと、潮が満ちてしまい、馬の背には乗れないようだ。

石見畳ヶ浦 馬の背に乗ってみた

石見畳ヶ浦 馬の背に乗ってみた。

岩の切れ目の溝に落っこちないように馬の背に近づいて、よっこいせっとよじ登り、少し高い位置から畳ヶ浦や海を眺めてみる。

同じ海なのに数mの違いで色合いが違う。磯の生き物たち、岩の切れ目、波の音。そして人工物が一つもないことによって、この絶景は造形されている。

石見畳ヶ浦 馬の背からの眺望

馬の背から石見の海を眺める。

私は数年前に半月板を損傷したことがあり、こういう岩場は膝が痛くて苦手なのだが(その割にはニューバランスのマラソンシューズを旅行用に履いている)、やはり歩く甲斐があって、数千万年の地球の息遣いが聞こえてきそうなこの風景に出会うことができた。無理な体勢で岩を踏む体重を一身に引き受ける膝の悲鳴さえも、自然の厳しさを知る教材なのだ(痛くないに越したことは無いけど)。

「ハッピーシェル」という、ハート形のノムラナミガイの化石をみつけると幸せになれると聞いていたから探してみたが、結局見つけることができなかった。そこだけは少し残念に思いながら元来たトンネルを戻り、賽の河原まで戻ったところで、まさかのハートを見つけたのだ!

石見畳ヶ浦 賽の河原のハート

石見畳ヶ浦でみつけたハート

この潮位だからこそ完成した「賽の河原ハート」!やったぁー!!

ひとりテンションが爆上がりしつつ、石見畳ヶ浦を後にしたのでした。

 

To be continued... 👇

sittaka-travel.com

 

 

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🌊石見畳ヶ浦 ~メモ~ 🌊
私の所要時間 27分
住所 島根県浜田市国分町
見学時間 いつでも
休館日 なし
入館料 なし
駐車場 あり・数台・有料
アクセス JR下府駅より徒歩25分
JR浜田駅より江津方面行きバス停「千畳苑口」下車 徒歩15分
ホームページ 石見畳ヶ浦(国指定天然記念物) | はまナビ 浜田市観光協会公式サイト
👑 石見畳ヶ浦の称号 🔱
国指定天然記念物 石見畳ヶ浦
かおり風景100選 石見畳ヶ浦磯のかおり
👛かかったお金 💵
石見畳ヶ浦駐車場  200円
小計 25,985円