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今回紹介する本は
「マンガでわかる!発達障害とグレーゾーンの人が見ている世界大全」
絵が優しい!
それだけの理由で手に取った本がこちらでした。
私は、発達障害が起因で仕事がうまく行かず、適応障害になり休職となってしまいました。どうやら自分の中に「ADHD」があることが分かり、理解を深めるために買った発達障害の関連本3冊のうち、2冊目に読んだ本です。
1冊目はこちら。
2冊目はこちら。
元々、本を読むのは好きなので、自分自身をより深く知るために読む、とはいえ、会社に行けなくなるくらいにメンタルが弱っていたこの時期、少しでも癒される絵柄で読みたいと思い、本屋さんに足を運んで買ったのが、
「マンガでわかる!発達障害とグレーゾーンの人が見ている世界大全」
でした。
この本では、私の特性であるADHD(注意欠如意多動症)だけでなく、ASD(自閉スペクトラム症)、SLD(限局性学習障害)などの特性による「生きづらさ」を、マンガと丁寧な解説で伝えてくれます。内容は以下の通り、章立てになっています。
- 発達障害の子供が生きている世界
- 発達障害の人が大人になってから生きる世界
- 発達障害「グレーゾーン」の人の生きづらさの理由
- うつ・不登校・適応障害など発達障害による二次障害の防ぎ方
- 発達障害とともに生きている6人の生活術
- ニューロマイノリティとともに生きる社会
それぞれのライフステージや、特性の違いによって起こる事例が、マンガと解説がセットになっていて、理解できるようになっています。
私はこの本を読みながら、しくしく泣いてしまいました。自分自身の体験と重なる部分、自分がダメだ、おかしいんじゃないかと苦悩する、実に多様な障害の発露で苦しむ登場人物たち。
それはまさに、「別のものを持って生まれた人」の苦悩で、天才なんかじゃなく、ただただ、苦しむ「普通とはちょっぴり違った人」たちでした。表現が悪かったらすみません。でも、私自身がそうだったんです。
私はきっと、グレーゾーンの中でもだいぶ薄い方だけど、それでも、生きてきてずっと「なんか違うな」と、友達や同僚、色々な人と会って話して、抱え続けていた違和感が、41年目でやっと、氷塊の一部が溶けて、山の一部分が見えてきたような、そんな気がしたのです。
この本は、発達障害で悩む人だけじゃなく、ぜひ発達障害の人の上司や親御さん、友達にも読んでほしいと思います。苦しみを分かち合いたいわけじゃなく、こういう風に世界が見えているんだという、その一端、一例を見て、ちょっとでも「発達障害」について分かってほしいな、と思いました。
そして、今まさに悩んでいる方の困りごとが、少しでも安らぎますように。
